
羊毛フェルトを初心者が初めて作ったその失敗作をお見せします。お手本を見ながら意気揚々と作っていくも、なんだか雲行きは怪しく、やっとの思いで完成はさせましたが、お手本とは似ても似つかぬ悲惨な失敗作品になってしまいました。
見出し
用意したもの
- ハマナカ『フィルティングニードル スターターセット』
- ハマナカ『つぶらな瞳の羊毛マスコット マリンルックのペンギンとアザラシ』
- はさみ
- ボンド
- 目打ち(ケチって家にあったキリで代用)


実際に作った失敗作品
これが悲惨な失敗作品です。お手本の可愛いペンギンやアザラシとは似ても似つかぬ不気味な生物になってしまいました。

初心者が失敗する理由(工程)
実際に作ってみて、初心者が失敗しやすい工程が少し分かった気がします。
刺し固める加減が分からない
羊毛フェルトは刺し固めて作っていきます。ただこの『刺し固める』という作業が中々難しく、全工程を通してどの程度やればいいかがイマイチ分かりません。お手本を見ながらとは言え、初めてでそれを再現するのは正直難しいと感じました。
特に表面の羊毛フェルトを刺し固める工程はかなり難しいです。羊毛フェルトは芯となる部分を作ってから、それを覆うようにして表面にフェルトを刺し固めていきます。
芯材はなんとかお手本に似せて作れても、表面のフェルトをお手本に似せるのは難しいです。全体的なフォルムを上手く作るのは難しいという事です。
ペンギンを例にすると、おでこの部分やクチバシの部分は特に難しかったです。クチバシの部分は芯材を刺し固める段階から少しボリュームを持たせて作っていきます。なのにクチバシを刺し固める工程でそのボリューム感を押し込めてしまうという失敗です。この画像のように殴られた感じにへっこんでしまいました。

パーツ(部位)の接続が難しい
羊毛フェルトは、『頭』『胴体』『手足』といったように各パーツをそれぞれ作っていきます。そしてそれらを接続させていきます。このパーツの接続がこれまた一筋縄ではいかないです。上記で全体的なフォルムを上手く作るのが難しいと言いましたが、パーツ自体はなんとなくお手本に似せれても接続作業中に形が変わってしまうという事態に陥ります。
目を付ける工程が難しい
可愛さを決めると言って過言ではない『目』を付ける工程が難しいです。その理由は、必要以上にへっこむからです。(上の画像参照)
ただ今回はケチって『目打ち』という道具を買わずに家にあったキリで代用したのが原因だと思います。しかし目打ちを使ったとしても目の位置のバランス取りは難しいのではないかと思います。あなたはケチらず目打ちを買って下さい。僕も次に作る時は目打ちを買います。
自分なら出来ると思うなかれ
正直申しますと、作る前は『自分ならお手本みたいに可愛いものが出来る』と高をくくってました。たぶん今あなたもこう思っているかと思います。でもこれやることは単純だけどかなり難しいんダナ!
あと結構時間もかかります。時間は計ってないので正確ではないですが大体3時間位は費やしました。何回かは指を刺しちゃうしね。
どんな事でも同じですが、最初から上手くはいかないという事ですね。数をこなして上達しましょう。